第3回 グローバル市民への旅 ― AFAグローバルスタディ in 川崎

2024年11月27日(水)、アジア未来協会(AFA)主催による第3回「グローバル市民への旅」AFAグローバルスタディが開催されました。今回は、「介護・福祉の現場から考える多文化共生社会の可能性」をテーマに、川崎市にある社会福祉法人白山福祉会 特別養護老人ホーム蟹ヶ谷を訪問し、現場見学と多文化共生に関する実地研修を行いました。
本研修では、湖山医療福祉グループの法人説明および施設案内に加え、特定技能で働くベトナム籍職員の方々へのインタビュー、ならびに職員の皆様との意見交換が実施されました。参加したのは千葉商科大学と東海大学の学生を中心とする約20名で、それぞれが事前学修を行い、積極的な姿勢で臨みました。
ご多用の中、私たちのために貴重なお時間をいただいた白山福祉会の皆様、特に研修企画において多大なるご尽力をいただいた瀧柳様に心より感謝申し上げます。参加学生にとって、介護業界の現場を自らの目で見て、直接お話を伺えたことは、これまでの印象や固定観念を大きく変える貴重な学びとなりました。
また、日本社会が多くの外国籍人材に支えられている現実を実感し、多文化共生の意義を改めて認識する機会ともなりました。終始学生たちの表情は明るく、積極的な発言も多く見られ、参加者全員にとって有意義な時間となりました。
今回の訪問を通じ、法人として人材育成に真摯に取り組まれる姿勢、そして施設の方々の温かなご対応に、教職員・学生一同大きな感銘を受けました。
本プログラムの発案・企画には、日本を第二の故郷とし、日越の架け橋として尽力されている会長であるトゥイ先生の熱意があり、湖山先生の理念に深く共鳴された上で、今年の研修も実現いたしました。
今後とも、AFAおよび参加大学では、教育・国際交流・多文化共生の推進を柱に、学生たちがグローバルな視野を育む場を継続的に提供してまいります。皆様の引き続きのご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

アジア未来協会(AFA)